ある事件によって、働き方が監督省庁から厳しく監視されることとなり、36協定の順守は企業必須要件となっている。こういった中で総合広告代理店の唯一の商材である人材についても、大きな考え方の変化が起こっている。本稿ではその人員の問題について説明していく。

今やあらゆる領域のプロスポーツが存在するが、メジャースポーツに付き物なのがチームスポンサーそしてアスリート個人へのスポンサーである。本稿ではそのチームスポンサー・アスリートスポンサーという広告商材について説明していく。

総合広告代理店の存在意義はどこにあるのだろうか。あくまで私見となるが、その存在意義について、本稿では説明していく。

日本が抱える最大の問題は少子化である。そして収入の低下である。この二つがもたらす経済活動の原則を踏まえずにTVCMをはじめとしたプロモーションを行っても絶対に商品やサービスは成長しない。本稿ではその理由について説明していく。

本稿では、本来的なブランディングやブランド戦略と、巷間聞くようになった「ブランディング」との違いについて説明していく。

B2Bのスタートアップ企業は、当然のごとくデジタルへの投資を最優先とする。本稿では、誤解されつつあるマーケティングとデジタルマーケティングとの違いについて説明していく。

少ブランド多品種少量生産時代におけるプロモーションとは

高度経済成長期を終え、失われた30年と言われる日本において、マス広告を一手に引き受け、時代を謳歌してきた広告代理店を取り巻く環境が激変している。大きく変動のなかったTVCMへの投資額ランキングにおいても、大手広告主を押さえ、初めての出稿にも関わらず大量のCMを投下する企業も増えた

総合広告代理店に入社してから18年の間に、某大手通信会社と某大手食品会社をメインに担当していたが、両社に極めて貴重な経験を積ませてもらったと考えている。いずれも日本を代表する大企業であるが故、他の総合広告代理店も、電通や博報堂などの大手が出入りし、しのぎを削っていた。

かつての大企業におけるプロモーションは、マスマーケティングを中心としたものだった。TVCMや新聞広告、雑誌広告、ラジオ広告があり、店頭ツール制作があり、クローズドキャンペーンやオープンキャンペーンなどが中心であった。そこに・・・